通い船

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通 い 船                 
 井手 孝彦

被爆直後の町で暮らす家族の営み
井上光晴文学伝習所で小説に目覚めた筆者が、少年期の 体験をもとに長崎の戦後を生きた人々を描いた短編集

◇目次◇
・父と子 ・秋の夕暮れ、老婆は歌う ・藁葺きの家
・引っ越し ・通い船 ・開墾の話 ・血脈歴

<著者略歴> 井手孝彦(いで たかひこ)
1937年長崎市生まれ。長崎市立長崎商業高校卒。法政大学卒、同大学院修了。
定年まで高校教師として英語を教える。 井上光晴主宰の文学伝習所に参加。
同人誌「手の家」に小説を寄稿して現在に至る。本書は、その寄稿小説を集約したもの。
現在、神奈川県伊勢原市在住。

■四六判 並製 定価:1200円(税別)  ■ISBN978-4-88851-238-1 C0093