核発電の便利神話

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核発電の便利神話
3・11後の平和学 パート2              
        戸田 清(とだ きよし)

A5版 並製 定価1200円(税別)
ISBN978-4-88851-275-6 C0036 ¥1200E  
2017年3月1日発行

核発電は火力発電に比べて実は不便である。
第一に発電量の割に熱汚染が大きい。
第二に過酷事故では現場に近づけず事故調査が困難。
第三に核のゴミの安全管理は10万年も続けなければならない。

「3・11後の平和学」を説いてきた著者が、最新データで訴える便利神話の崩壊。

<目次(内容)>
・第1章 原爆体験と核発電便利神話
・第2章 核発電所の安全神話と最悪事態
・第3章 沖縄に核発電がないのはなぜか
・第4章 公害・環境問題と構造的暴力
・第5章 「長崎6大災害」にまなぶ
・第6章 死刑制度とはなにか
・第7章 平和学と戦争、テロ、核発電、公害、死刑制度

<著者略歴>戸田清(とだきよし) 
長崎大学環境科学学部教授 1956年大阪生まれ。大阪府立大学、東京大学、一橋大学で学ぶ。
博士(社会学)、獣医師(資格)。
日本消費者連盟事務局、都留文科大学ほかの非常勤講師を経て、長崎大学教員(環境社会学、環境思想、平和学)。玄海原発訴訟、安保関連法違憲国賠訴訟の原告。
著書に、『環境的公正を求めて』(新曜社)、『環境学と平和学』(新泉社)、『核発電を問う』(法律文化社)などがある。