西海漁業史と長崎県
片岡 千賀之
長崎県の漁業の全貌を産業経済学の観点から変遷と現状に重点をおき分析した力作。
著者の漁業にかけた長年の研究成果を集大成した関係者必読の良書。
◆主な内容
第1章 明治期の長崎県の捕鯨業
第2章 漁船動力化後の沿岸まき網漁業の展開
第3章 長崎県におけるイワシ缶詰製造の変転
第4章 戦前における汽船トロール漁業の発達と経営
第5章 戦前における以西底曳網漁業の発達と経営
第6章 戦前の東シナ海、黄海における底魚漁業の発達と政策対応
第7章 戦後の以西漁業の秩序形成 第8章 北東アジアにおける漁業秩序の変遷と今日
◆著者略歴:片岡千賀之(かたおか ちかし)
1945年 愛知県生まれ。1977年 京都大学大学院博士課程修了。
1977年〜92年 鹿児島大学水産学部。1992年〜2011年長崎大学水産学部教授。
現在、長崎大学名誉教授、長崎県立大学非常勤講師。専門海洋産業経済論
■B5判 354ページ ■定価3200円(税別) ■2015年5月20日発行
■ISBN978-4-88851-233-6 C0062 \3200E