陸軍衛生二等兵 ルソン島生還記
The Return of a Japanese Private Medic
from Luzon Island
日本語テキストを完全対訳!
地獄の戦場から九死に一生を得て生還した男の体験手記!
濱辺 政雄 著
昭和18年暮れ、ルソン島の139兵站病院ムニオス分院勤務と
なった陸軍衛生二等兵が体験した苛烈な戦場。敗走する日本
軍を襲う米軍機、砲弾の雨、ゲリラ、飢餓、マラリアなど、地獄
の戦場から九死に一生を得て静観した男の体験手記!
体験した者だけが語ることのできるリアルな証言、魂の叫びが
胸を打つ。
左ページに日本語テキスト、右ページに英語テキストで完全対訳。
英語話者の読者ほか、英語を勉強する中学、高校生にも読んで
ほしい「日本人が体験した戦争」のリアルが伝わる貴重な体験本。
【著者略歴】 濱辺 政雄(はまべ まさお)
長崎県小ヶ倉村(現・小ヶ倉町)に生まれ、衛生兵として徴兵され
ルソン島に出兵。熱帯の島で地獄のような体験を経て帰国。
戦後は長崎三菱造船所に勤務。平成2年に逝去。
今回は、濱辺政雄氏の息子である濱辺淳一氏(社会福祉法人
はづき会理事長(特別養護老人ホームオレンジの丘)、医療法
人蘭佑会理事長(老人保健施設ダイヤランド崎望館))が、残さ
れた父の体験記を原文に忠実に整理、英訳し、対訳本として
発行した。
定価1,210円(税込) A5判 並製
ISBN978-4-88851-381-4 C0095