ナガサキとフクシマ「ナガサキの証言」を軸として

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93歳、畑島喜久生が長崎での自らの被爆体験を語り、
それを軸にナガサキの原爆とフクシマの原発事故とを
つないだ、わが国初の核廃絶詩集。


被爆教材『ナガサキの空』 『ナガサキの花』 『よみがえっ
た すずむしのうた』等
100冊以上の児童詩、現代詩、
少年・少女詩の著作を持つ教育者 畑島喜久生の集大成
――詩とは「見えないものを見えるようにする聞こえ
ないものを聞こえるようにする」こと――


〈目次より〉
第一章 ナガサキ――わたしにとっての〈戦後〉
わたしの「日本国憲法」考――未来のこどもたちへ引き
継ぐものとして


第二章 「ナガサキの証言 被爆者は語る」
「自分が被爆者であることは一切語らず‥‥というのは
思い出すのが怖かったから」


第三章 フクシマ――わたしにとっての〈災後〉
もうその日には夢の中までそれが入り込み 一晩中眠れ
なかった


著者略歴 (はたじま きくお)
1930年 長崎県対馬で生まれる。
1945年 8月9日ナガサキで原爆被爆 九死に一生を
得る。長崎師範学校・国学院大学を卒業し、小学校教諭
となる。59歳で校長になった折、原爆を授業に取り込
み、オリジナルの教材を作って話題となる。

著書に『たゆまぬ歩み おれはカタツムリ――長崎平和
像を作った北村西望』(佼成出版)『ナガサキの空』『ナガ
サキの花』(らくだ出版)『よみがえった すずむしのうた』
(岩崎書店)『かげになった いちろう』(らくだ出版)等、 
教育関係図書等多数